アロマロールオンの作り方
アロマオイル使い方

手順3つ!簡単アロマスプレーの作り方|アロマオイル使い方

こんにちは。坂上ひろみ(@flandre_hiromi)です。

今回はとっても簡単なアロマスプレーの作り方を解説します。
アロマオイルの使い方として最も有名で、手作りアロマの中で最も簡単。それがアロマスプレーです。

今回ご紹介するのは、手順3つだけの方法。
そして難しい作業もなく短時間で作れるアロマスプレーの作り方をお伝えします。


アロマスプレーやアロマオイルの使い方についての疑問

  • 家にアロマオイルがあるけどどうやって使ったらいいのかわからない
  • ディフューザー以外のアロマの使い方を知りたい
  • アロマスプレーってよく聞くけど簡単なの?
  • アロマを使ってもっと香りを楽しむ方法を知りたい

これらの疑問にお答えします。


✔本記事の内容

  • アロマオイルの使い方の幅が増える
  • ちょっとしたプレゼントにも使えるようになる
  • アロマの学校で一番先に習うアロマスプレーを自宅で作れる
  • 簡単に時間をかけずアロマスプレーが作れるようになる

この記事の信頼性

内閣府に唯一認定されたアロマ業界で唯一の公益社団法人日本アロマ環境協会。その日本アロマ環境協会認定アロマテラピーインストラクターが私です。アロマテラピーアドバイザー、アロマテラピー検定1級も取得しています。(この中だとインストラクターが最も上位資格。解剖生理学から精油化学まで学んでいます。)

現在はアロマで独立し、フレグランス販売やサイト運営で暮らしています。
そんな私がお伝えします。



アロマスプレーって何?魅力に迫る

筆者撮影

「アロマスプレー」とは精油(エッセンシャルオイル)を使ったスプレーのことです。


シュッとひと吹きするだけで香りが広がり、気分も最高。植物の香りをまとって時間の質も変わってきます。

じわじわと広がっていくディフューザーとはまた違った楽しみ方ができるのです。


基本のアロマの使い方はこちらの記事を参考にしてください。
【プロおすすめ】アロマオイルの使い方9選【簡単で今すぐできる】

アロマスプレー作りに用意するもの

アロマスプレーの作り方
筆者撮影
アロマスプレーを作るときに必要なもの

  1. スプレー容器
  2. 精製水
  3. 無水アルコール
  4. 精油

これだけです。
それぞれ説明します。


アロマスプレーの容器の選び方

筆者撮影

スプレー容器は遮光性のものがいい?

【遮光性】があるものがベストです。アロマショップで購入できます。
でも透明のスプレーボトルでも大丈夫。今まで何回も100円ショップで売られている透明スプレーボトルや仕入れた透明ボトルを使ってきた私としては、窓際などに置かない限りはそこまで気にしなくて大丈夫です。

なぜ遮光性をすすめるのか?その理由は精油が日光によって劣化が進むため。
劣化を防ぎ、長持ちさせるために日の光を遮るのです。そのため遮光性ボトルがおすすめとされています。

アロマスプレー容器の容量

大きくても30㎖まで。ストックしておく感覚ではなく、新鮮さを保つために1週間~2週間分を作るといいです。
アロマスプレーの消費期限は何か月もあるわけではないので小さいボトルがおすすめ。使いきれる量がベストです。

大きな容器にたくさん作っても、アロマスプレーの消費期限が長いわけではないので無駄になります。

アロマスプレー容器はガラス製?プラスチック製?

アロマスプレーの作り方
筆者撮影

プラスチック製が向いている人

  • 頻繁に香りを変えて楽しみたい
  • 何度も作りたい
  • 簡単に使いたい

この場合はプラスチック製がおすすめです。

ガラス製が向いている人

  • ミストの細かいボトルにしたい
  • 重厚感が大切
  • 何度も使いたい

この場合はガラス製にしましょう。

アロマ業界で推奨されているのはガラス製です。
「精油にはプラスチックを溶かす成分を含むものがある」というのが理由です。

しかし、某有名メーカーが販売しているアロマ化粧品ですらプラスチック容器を使用しており、注意書きにはプラスチックの変形も起こりうるが内容には問題ないと書かれています。

ガラス製ボトルのお手入れ方法

  • 期限がきたら放置せずにすぐ洗う
  • アルコールで拭く
  • 給水するストロー部分はアルコールを吸わせて香りを消して除菌すること

放置すると香りが染みつき、劣化した香りはなかなか取れないので注意してください。一昔前だと煮沸消毒する方法がありましたが、自宅で使用する場合はそこまでしなくても大丈夫です。

精製水

次に必要なのが精製水。
精製水とは、不純物を取り除いた純度の高い水のことです。薬局で購入できます。コンタクトレンズケアのコーナーに置かれていることが多いです。

精製水を用意できない場合は、軟水のミネラルウォーターへ代用可能です。どうしてもという場合は水道水でも。
せっかく植物の天然の香りを楽しむので、できれば精製水をそろえてほしいのが本音です。

無水エタノール

無水エタノール アロマ
筆者撮影

精油は水に溶けることはないため、そこを合わせるためにアルコールを使います。


エタノールには消毒用エタノールと無水エタノールがあります。

  • 消毒用エタノール
    高い消毒効果をもち、皮膚や器具などの消毒を目的として作られているが精油は溶けない。
  • 無水エタノール
    アロマテラピーでは精油を溶かす目的で使われる。水が含まれず度数が高いアルコール。消毒には水も必要なため消毒には向かない。

最近植物性エタノールという商品が売られています。植物性だからアルコールの中でも安心と思っている人が多いです。有名メーカーの無水エタノールの内容物を調べましたが、とうもろこしから作られているため植物性エタノールという商品名で売られているものと中身の差はありません。

そのため少し高いお金で植物性アルコールという名の商品を買うより、薬局で売られている無水アルコールを買った方がお得です。

精油

アロマスプレーの作り方
筆者撮影

劣化を避けるために必ず精油の期限が切れていないか確かめましょう。
柑橘類は半年で香りが変化してきます。せっかく作っても香りがすぐだめになると残念ですよね。鮮度のいい精油を用意しましょう。

アロマスプレーにラベルは必要?

よくアロマテラピー講座へ行くと、アロマスプレー用にラベルシールが用意されています。そこに精油の内容や作った日にちを記入してわかりやすくするためです。

正直、このラベルを貼ると・・・あまりおしゃれではありません。

せめて小さめのラベルに書いてスプレー容器の底に貼って見えなくしたり、記入を英語でしてみたりしておしゃれにしてみることをおすすめします。

好きな香りで実際にアロマスプレーを作ってみよう!

how-to-make-aroma-spray
筆者撮影(YouTubeより)
出来上がり量25㎖の場合

  • スプレー容器に無水エタノール(5㎖)を入れる
  • 精油を5滴入れてキャップをして軽く振って混ぜる
  • 精製水(20㎖)を入れてキャップをしめて良く振って混ぜたら完成

(精製水を加えると反応で、中身が白濁したり熱くなったりする時もありますが問題ありません。)

これだけです!!

アロマスプレーの注意点

  • 無水エタノールには引火性があります。火気の近くでは絶対使用しないでください。
  • シミになる精油もあるため大切な洋服やソファーなど布製品への使用は控えましょう。
  • 柑橘類は光毒性といってシミの原因になる成分が含まれています。肌への使用は注意しましょう。
  • 上へスプレーするときは必ず目をつぶって目に入らないように注意してください。
  • 小さいお子様や妊婦の場合は濃度0.5%以下で顔やお腹は避けて、体調によって使用を控える


アロマスプレー作りで知っておきたい知識

筆者撮影(YouTubeより)

どの精油を使えばいいの?

自分の好きな香りで大丈夫です。スプレーに向いている精油というのはなく、好きな香りを使うのが一番。

楽しみ方としては2種類ほどブレンドすることです。意外とこのブレンド合う!このブレンド最高!など新しい出会いがあります。

ブレンド方法はこちらの記事をごらんください。
アロマのプロがお伝え!アロマオイルの組み合わせ|リラックス編

おすすめのアロマショップはこちら
アロマオイルの売ってる場所|プロが教えるおすすめ精油ショップ6選

人気精油はこちらにまとめています!
【プロおすすめ】人気エッセンシャルオイルTOP10|精油・アロマオイル

精油の分量や濃度

アロマスプレー 作り方
筆者撮影

精油は、全体の0.3~0.5%が推奨されています。
しかし部屋の広さや使用場面などによって、濃度を調節しましょう。

精油1滴は0.05㎖です。

全体量5㎖の場合

・0.5%➡0.5滴(スポイトだと0.5滴になります)
・1%➡1滴

全体量10㎖の場合

・0.5%➡1滴
・1%➡2滴

全体量30㎖の場合

・0.5%➡3滴
・1%➡6滴

・肌への虫除けアロマスプレーの場合
 1%以下
※ただし小さいお子様や妊婦の場合は注意。顔やお腹を避けて0.5%以下で使用しましょう。

・トイレの消臭、キッチン周りの除菌、お部屋の掃除の場合
 4%以下

おすすめのアロマブレンドレシピ

アロマスプレーの作り方
筆者撮影

爽やかな朝用ブレンド
 朝起きてメイク前にひと吹きするだけで、良い一日のスタートをきれる
 グレープフルーツ3滴+柚子2滴ローズマリー1滴

・集中したい時用ブレンド
 仕事中や家事をするとき、テキパキ動けるような集中できるブレンド
 レモン4滴+サイプレス1滴+ひのき1滴

ぐっすり眠れる寝室用ブレンド
 一日の終わりにゆっくりと深い睡眠を。頑張った自分を労わる香り。
 ジャスミン2滴+サンダルウッド1滴+ラベンダー1滴+ベルガモット2滴

トイレの消臭用ブレンド
 パイン3滴+ひのき1滴+グレープフルーツ2滴

・キッチンお掃除ブレンド
 オレンジ4滴(オレンジは油を分解することで有名です)+ペパーミント2滴

・女子力アップブレンド
 女性らしくありたいそんな時に。
 ジャスミン2滴+ローズ1滴+サンダルウッド1滴+オレンジ2滴



アロマスプレーを作ると変わること

アロマスプレーの作り方
筆者撮影

アロマスプレーの魅力はなんといっても、作る簡単さや手軽さ、持ち運べること。
外出先でも少しリラックスしたい瞬間にひと吹き。

作っておけば忙しい朝でもブレンドを考えてディフューザーに垂らして・・・なんてしなくてもシュッとすれば香りが楽しめる。

このひと手間で、一日の気分や時間の質が変わってきます。
気分良く過ごすことは充実感を高め、とても意味のあること。
その積み重ねで日々の生活が変化していきます。

忙しい、疲れ、落ち込みなど様々なことがあったときも対処できます。

大好きな香りをボトルに閉じ込めて…
是非毎日、香りとの生活を楽しんでみてください。


YouTubeも始めました!
アロマスプレーの作り方を解説していますので、動画で見たい方は参考にしてください。