アロマオイル使い方

アロマオイルの使い方は枕元に1滴垂らす!のウソとホント

こんにちは。坂上ひろみ(@flandre_hiromi)です。



今回はアロマオイル(精油・エッセンシャルオイル)の使い方として「枕」をメインに説明していきます。

アロマオイルの枕への使い方への疑問

  • 1滴垂らすだけで熟睡できるって本当?
  • 枕にアロマオイルを直接垂らすの?
  • シーツにアロマオイルを垂らすの?
  • 他の道具を使って枕元に置くの?
  • 本当にアロマオイルで熟睡できる?
  • 枕への使い方は他にある?

これらの疑問に答えます。

✔本記事の内容

  1. アロマオイルの使い方のウソとホントが理解できる
  2. アロマオイルの間違った使い方をしなくて済む
  3. 枕元でアロマオイルを楽しんで安眠へ
  4. たまった疲れをいやす方法を増やすことができる

✔本記事の信憑性

私は日本のアロマ関連の中でも最大手、日本アロマ環境協会認定アロマテラピーインストラクターです。
日本アロマ環境協会とは唯一内閣府認定のアロマ関連の団体で唯一の公益社団法人となっています。

アロマで独立し、フレグランス販売やサイト運営をして暮らしています。
そんな私がお伝えします。



アロマオイルを枕に1滴垂らすだけで熟睡?のウソとホント

皆さん、アロマオイルでこんな使い方をしていませんか?

  • 眠るときに使いたいから枕へ1滴垂らす
  • 垂らしてから顔や皮膚についてしまう
  • 近くで香りを嗅げるから効能も強くなるだろう

実はこれ、全て間違いです!

アロマオイルというと癒しや眠りと関連しやすく、「眠るときには垂らすのよね」と思っている方が本当に多いです。
ネットでもそういった間違った情報がとにかく多い。
「シミになる可能性もありますが1滴垂らすのがおすすめです。直接肌に触れないように注意してください」と書いてあるwebサイトまで。これはもう枕に直接垂らすメリットがないですよね。



まずアロマオイルを枕に垂らすことの何が間違えているのか説明していきます。

枕に直接垂らすとシミになる
シミになる理由は精油の色。植物から採取される精油はフルーツや野菜と同じく色を持っていることが多いです。黄色や茶色。薄いモノから濃いものまで。中には真っ青の精油もあります。これらを直接枕に垂らすとシミになる確率は高いです。枕だけでなくソファーやシーツなどに直接垂らすことはシミの原因になります。

・眠ってしまったらアロマオイルが顔につかないように注意できない
原液のアロマオイルが顔につくことは危険です。精油は植物を高濃度に濃縮されたもの。そもそもが濃いものです。それを原液のまま肌につけることは危険であり、顔や粘膜なら特に危険です。顔につかない場所に垂らすぐらいなら、はじめから別の物に垂らして使いましょう

・鼻に近い場所に垂らしても効果が高くなるわけではない
香りは濃く嗅げば嗅いだ分だけ作用するものではありません。睡眠に関しては、眠っている間も嗅ぎ続けた方が、効果があったという研究結果があります。
そのため、少量でずっと香らせることがおすすめです。




アロマと熟睡のメカニズム

アロマや香りがどう睡眠と関わっているのかわからないという人も多いと思います。
説明します。

香りが睡眠に影響するまでのメカニズム

  1. 香りは嗅上皮という場所で粘膜に成分が溶け込む
  2. 嗅細胞へ移動して電気信号へと変わる
  3. 嗅神経へと伝わる
  4. 大脳辺縁系や視床下部へ伝わり大脳皮質へつながる

大脳辺縁系

睡眠と関わりがあるのは、まず大脳辺縁系。ここに伝わることで何が起こるかというと、快・不快などの怒りや喜びの感情を左右します。
睡眠するにあたり、穏やかな気持ちでリラックスすることがとても大切になります。

視床下部

もう一つのルートは視床下部。
視床下部は自律神経の中枢。自律神経へとても影響する場所です。

自律神経が整っていると、夜になれば眠くなりゆっくりと熟睡し、疲れをとり、日中は活発的に動けるようになります。

視床下部は他にも体内時計やサーガディアンリズムといって睡眠に関する体内のリズムに影響します。

ホルモンの話をすると、視床下部から下垂体へと指令があり、その後メラトニンというホルモンが分泌されます。このホルモンは暗くなると出てくるもので睡眠に深くかかわっています。

こうして香りだけでも体内に影響があることがわかっていただけたと思います。


アロマオイルを枕元で正しく使う方法

アロマオイルを枕元で使うときに必要なもの

おすすめはアロマストーンやティッシュです。枕へ直接垂らすのではなく、別の物を用意しましょう。

なぜならアロマストーンは火を使わず安全。ティッシュもどこの家庭にもありすぐ用意できるからです。シーツや枕自体にシミができることを避け、顔にも触れず安全です。


【プロおすすめ】アロマオイルの使い方9選【簡単で今すぐできる】こちらの記事に、それぞれの使い方を詳しく解説しています。ご覧ください。
【アロマのプロ解説】無印アロマストーンの口コミと使い方こちらの記事には大人気無印のアロマストーンを紹介しています。

アロマオイルの分量は?

量は基本的に1滴で十分です。

大切なことは眠るときに気になる香りや濃度でないこと。なんか気になるなーと思っているとなかなか寝付けないからです。もし部屋の構造や、広さや風の向きで足りないという場合はさらに増やしましょう。


5滴以上は枕の近くに置くには多すぎます。せめて3滴以下になるようにしましょう。

ブレンドして敵数が増える場合は?

ブレンドを楽しみたいよって人は5~8滴など量が増えてきます。その場合は無理して枕元に置かずに距離を離しましょう。
それでも気になる場合は使用を控えたり、ブレンド内容を変えて気にならない香りにしましょう。

大切なことは、好きな香り、リラックスできる香りで心地よくなることです。



熟睡するにはどのアロマオイルがおすすめ?

睡眠におすすめのアロマオイルは【研究で実証】よく眠れるアロマ7選!という記事にまとめました。睡眠とアロマの研究の紹介や、おすすめの睡眠アロマオイルを7つ紹介しています。是非参考にしてください

睡眠は疲れやストレスを取るために重要。ストレス解消におすすめのアロマ!【ストレスケアで自分らしく】この記事にはストレスケアについて詳しく書いています。

気分よく笑顔で幸せな日々を送るために必要な身体のセルフケア。香りで心地よくなりながら、毎日頑張る自分を労わってあげましょう。

香りでゆっくりと熟睡できますように。



アロマオイルスプレーを眠る前にシュッとひと吹きするのもおすすめです。
手順3つ!簡単アロマスプレーの作り方|アロマオイル使い方

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