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【アロマテラピー検定】香りテスト対策と記憶法【プロ解説】

こんにちは。
坂上ひろみ(@flandre_hiromi)です。


今回はアロマテラピー検定の香りテスト対策を解説します。ポイントから練習方法、実践できる具体的な方法まで詳しく教えます。

正直、独自の方法+覚えやすくて間違いない方法なので、お金がとれる内容です。でも無料で発信します。(アロマテラピーに関わる人が増えてくれると世の中も変わるし私も嬉しいので)


アロマテラピー検定香りテストへの疑問

  • 香りテストってどういう出題方法?
  • 練習しないと解けない?
  • 意外と難しい?
  • どうやって練習したらいい?
  • 柑橘類など似ている香りがでると不安
  • 覚えるコツってある?

これらの疑問に答えます。



✔本記事の内容

  • 香りテストの大枠がわかる
  • 練習法がわかってすぐに実践できる
  • 時間帯や練習頻度もわかる
  • 落ち着いて当日を迎えることができる





本記事の信頼性

内閣府に唯一されている公益社団法人日本アロマ環境協会は国内最大のアロマテラピー機関になります。私はそのAEAJ認定アロマテラピーインストラクターです。

私もアロマテラピーの最初の受験はアロマテラピー検定でした。その後、アロマテラピーアドバイザーやアロマテラピーインストラクターの資格を取得しています。何度も香りテストの練習をして、つまずいた点も不安だった点もよく覚えています。

現在はフレグランス販売やサイト運営で暮らしています。
そんな私がお伝えします。



アロマテラピー検定の実技試験!香りテストとは?

アロマテラピーの知識が身に付くアロマテラピー検定。問題は選択式と実技試験の2つがあります。その実技試験が香りテスト。

香りテストの配点は公開されていませんが、高いとされています。はずせない香りテストは、級によっても種類が変わり問題数も変わります。


詳しくみていきましょう。





香りテストに出題される精油の種類は?

香りテストに出る精油の種類は、2級が9種類、1級が17種類となります。1級は、2級の9種類に8種類が追加されるといった形です。

2級出題精油(9種類)

  • スイートオレンジ
  • ゼラニウム
  • ティートリー
  • フランキンセンス
  • ペパーミント
  • ユーカリ
  • ラベンダー
  • レモン
  • ローズマリー



1級出題精油(17種類)

  • イランイラン
  • クラリセージ
  • グレープフルーツ
  • ジュニパーベリースイートオレンジ
  • スイートマージョラム
  • ゼラニウム
  • ティートリー
  • フランキンセンス
  • ペパーミント
  • ベルガモット
  • ユーカリ
  • ラベンダーレモン
  • レモングラス
  • ローズマリー
  • ローマンカモミール





香りテストの出題数は?

2019年より出題数に変更がありました。

2級は2問
1級は4問



もちろん香りテストだけでなく選択問題も重要なのでそちらもしっかり勉強しましょう。アロマテラピースクールの選び方はこちらの記事にまとめています。参考にしてください。
【失敗しない】アロマテラピースクールの選び方|アロマテラピー検定



香りテストを練習するための精油入手法

ここ結構重要なポイントがあります。

まず香りテストを練習するのにおすすめな精油はセットで販売されています。
どこのメーカーがいいのか?それは「生活の木」から出ているエッセンシャルオイルセットです。その理由は4つあります。

  1. アロマテラピー検定は「生活の木」の母体である日本アロマ環境協会が行っている
  2. 香りテストは「生活の木」のものと推測される
  3. 別のメーカーだと精油によってかなり香りに違いがある
  4. 初心者だとメーカーによる香りの差がある中当てるのは難しい

香りテストの精油選びで失敗した経験談

実は私、生活の木のエッセンシャルオイルセットを買わずに後悔した経験があります。このキットの精油の量が少ないのが嫌で、別メーカーの精油を1本ずつ揃えていったり、また別のメーカーのセットを購入したりかなり様々なメーカーのものを買い揃えました。


実際使う分にはそれがとにかく楽しかったのですが、香りテストとして練習してみるとメーカーによってかなり香りが違うと気づきました。これを当てていくのは難しいと思い、唖然。


この時期からメーカーによる差を知れたこと、たっぷり使えて実践できたこと、実はレベルが高いメーカーを最初から使えたことは経験として良かったのです。でも、アロマテラピー検定だけを考えたらマイナスでした。

生活の木からでているセットを買えばよかったなと試験ギリギリで気づきました。そのため、香りテストを絶対にはずさないためには、他のメーカーのキットではなく生活の木のエッセンシャルオイルセットを購入しましょう。
(検定が終わったら色々なメーカーの精油を楽しんでみてください)


おすすめ精油キットはどこで売っている?

全国の生活の木ショップや、生活の木オンラインストアで購入できます。Amazonでも購入できます。

テキストとエッセンシャルオイルのセット

アロマテラピー検定2級香りテスト用エッセンシャルオイルセット



アロマテラピー検定1級香りテスト用エッセンシャルオイルセットA



アロマテラピー検定1級香りテストには出題されないけど、テキスト内に出てくるエッセンシャルオイルセットB



テキスト1級・2級はこちら
1級・2級の問題集はこちら。

このアロマテラピー検定のテキスト、実はどのアロマテラピーの本より一番わかりやすくおすすめです。必要な情報が全てのっています。検定後もずっと使えるので必ず揃えましょう。



香りテストの出題例

当日は小さな小瓶に入った精油が配られます。
(コロナの影響でオンライン受験だった2020年11月の試験では事前配布でした)

(例題)香りサンプル①の精油名を次の中から1つ選びなさい。

 A ラベンダー
 B レモン
 C ユーカリ
 D ゼラニウム





香りテストの傾向

多くの先生が教えてくれた攻略法をお伝えします。ポイントは2つ。

同じグループからは出題されにくい
例)ユーカリとティートゥリーが同じ問題の選択肢にあることはないとされています
レモンとグレープフルーツも実はとても差が難しい精油となり同時出題はされないでしょう。ハーブ系、柑橘系など香りが似ているグループは出題されにくい傾向にあります。



高級な精油は出題されにくい
これは考えれば当たり前なのですが、アロマテラピー検定の受験者数は年間約二万人。その分の精油を用意するとなるとコストがかかります。
イランイランやカモミールローマンなど比較的高い精油は出題されない傾向にあります。

柑橘類やハーブ系は必ず出ますので練習が必要です。



香りテスト練習法

適当に精油を4つ選び、目をつぶってシャッフルしてから当てていきます。
最初はなかなか当たらなくて落ち込みます。なかなか当てられない香りがわかったら繰り返しその香りを練習しましょう。


香りテスト対策シート

香りテストの練習におすすめの対策シートがこちらです。
※完全独自制作のため、URLでの拡散は良いのですが盗作禁止です。



精油名:


香りの自分なりの記憶:(記憶に強く残るエピソードほど良い)


周りの人に例えると誰:(身近な人物だと良い)


どんな味がしそうか:(自分の感想なので正しいかどうかは気にしなくていい)



わかりやすいようにいくつか精油で説明します。

例)
精油名:レモン
香りの記憶:先輩と沖縄旅行で飲んだレモンサワーの味が忘れられない
周りの人に例えると誰:先輩
どんな味がしそうか:爽やかで酸味がある

例)
精油名:ペパーミント
香りの記憶:元カレの家で使っていた歯磨き粉の香り
周りの人に例えると誰:元カレ
どんな味がしそうか:すっきりと爽快感あふれて少し辛みがある

例)
精油名:フランキンセンス
香りの記憶:(なければ自分で想像する)今年のクリスマスに暖炉の前でココアと共に息子へ絵本を読んでいる時の香り
周りの人に例えると誰:息子
どんな味がしそうか:冬の温かい甘さと炒った木の味



香りテストの練習ポイント

香りだけで何度も練習すると遠回りです。とにかく五感を刺激することが大切。

  1. 元カレ、家族、身近な友達、職場の人、好きな人など心が動きやすいような人物を登場させる
  2. 記憶に強くのこっているエピソードを使う
  3. エピソードがない香りは自分で感情が動くようなエピソードを想像する
  4. 朝は嗅覚がさえている。練習にはおすすめの時間帯(私は朝だけでなく、試験開始時間と同じ時間に香りテスト練習をしました。時間帯によって嗅覚が変化するならば同じ時間がわかりやすいと思ったからです)


香りは記憶と感情と結びつく

香りと記憶のメカニズムを少し説明します。

香りは嗅覚細胞にて電気信号へと変わり、神経を通って脳へと伝わります。大脳辺縁系や視床下部へ伝わっていくのですが、ここが重要。情動、記憶への部位にも刺激が伝わるため香りは記憶と結びつきやすいのです。

元カレ・元カノの香水は何年たってもわかるとよく言われるのはこれが原因です。

こういったメカニズムをもとにシートを作っています。

香りテスト練習実践編

実践する順番

  1. 香りテストシートをまず完成させる
  2. ひとつひとつシートを見て場面・味・人を想像しながら香る
  3. 精油を4つ適当に選ぶ
  4. 目をつぶってシャッフルする
  5. 香りを当てていく。その時にどの場面・味だったか考える


毎日の練習としては2~5、または3~5を繰り返してください。
間違えた精油はまた香りシートを見ながら香ってください。

これを繰り返すことで、香りと記憶が結びつき覚えやすいです。



精油それぞれの特徴や覚えるにあたって必要な内容はこちらの「精油辞典」を参考にしてください。

香りテスト練習の注意点

十分な換気をしながら練習すること。
頭が痛い、眠くなるなど疲れてきたらストップしましょう。



試験前の注意点

あまり先生たちからは言われてこなかったこと。でも重要なので解説します。

最近薬局でも精油が使われたシャンプーやトリートメントを買えるようになりました。ですがテスト前1週間からはそういった精油の商品はあまり使わないことをおすすめします。


鼻が香りに慣れていると、テスト本番で純粋な判断ができにくくなります。なんだか薄いなと感じます。眠る時も精油を近くに置いて寝るのは避けましょう。

ちょっとしたポイントですが、安心して受験できるように注意してみてください。


普段愛用しているリップクリームなどで精油が使われている場合は無香料にするなどすると完璧です。私が最近使っているリップクリームはこちらです。
【アロマお買い物口コミ】アルジェランのリップクリーム



嗅覚は敏感になっていく?

嗅覚は経験するほど、鍛えれば鍛えるほど敏感になっていきます。確実に嗅覚はさえていくので、最初たくさん間違えても何の問題もありません。


実際私も最初全く当てることができませんでした。でも今では調香をして販売するほど嗅覚は変わっています。


皆さんも是非香りテスト全問正解に向けて練習してください。






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