必要な知識とやる気が手に入る!アロマのおすすめ本9選
こんにちは。坂上ひろみ(@flandre_hiromi)です。
皆さんは、アロマテラピーの本を何冊持っていますか?
私がアロマを始めた頃、一体どの本がいいのかわからず、ひたすら本屋で探す日々が続きました。
基礎となる正しい知識が欲しかったし、でも日頃楽しめるアロマのライフスタイル本も欲しかった。そうしてどんどん知識が増えるにつれて、書店に並ぶ基礎的な内容だけじゃつまらなくなっていきました。
「誰かおすすめの本を教えて!あまり本屋に置いていないやつ!」
と常に思っていたのです。
今回は、アロマについて初心者からプロまで段階的に読むべき、面白くてためになるアロマの本をご紹介します。
- 「使い方がわからない!基礎から正しいアロマテラピー方法を知りたい」
- 「体調が悪いとき、気分が悪いとき、使うべきアロマオイルをすぐ知れる本が欲しい」
- 「アロマを使った美しいライフスタイル本を知りたい」
- 「海外でのアロマの楽しみ方を知りたい」
- 「精油について、もっとくわしく書かれた本を知りたいな」
- 「わかりやすい、身体のメカニズム本を知りたい」
- 「本屋さんのアロマの本は飽きてきた」
- 「もっとプロが読んでも楽しめる本が知りたい」
これらの悩み・疑問にお答えします。
最後に、最も私がおすすめする香りについての本もご紹介します。お楽しみに。
✔この記事の信頼性
内閣府に認定されたアロマ業界で唯一の公益社団法人日本アロマ環境協会。その日本アロマ環境協会認定アロマテラピーインストラクターが私です。アロマテラピーアドバイザー、アロマテラピー検定1級も取得しています。現在はアロマで独立し、フレグランス販売やサイト運営、ライター業で暮らしています。
そんな私がお伝えします。
目次
アロマ初心者さんにおすすめの本
アロマの初心者さんが、最初にするべきことは、正しい知識を楽しく得ること。
アロマの本を買って読んだ人と、なんとなくアロマオイルを使っている人とでは、使い方に大きな差が生まれています。
なぜなら、最初はほとんどの人が間違った使い方をしているから。
とはいえ、「どれがわかりやすくて読みやすい本なのかわからない」という方が多いでしょう。
大丈夫です。
「アロマオイル?希釈?なにそれ?」と投げ出した過去がある私だからこそ、わかりやすく楽しめる本をご紹介します。
ちなみに私は、基礎をまとめられた本を読んでもわからなかった過去があります(笑)
それでもプロになったので、本との出会いはその後の人生を変えます。
大切な出会いとなるよう、厳選して解説します。
間違っていたら恥ずかしい!正しい使い方を知りたい時に読むべき本
最初は誰もが間違った使い方をしているアロマテラピー。料理と同じで、ずっと間違えた使い方をしていると、ちょっぴり恥ずかしい場面もあります。
とにかく最初が肝心です。
初心者さんにおすすめなのが、なんとアロマテラピーの検定本です。
理由を解説します。
- 初心者向けにかなりわかりやすくまとめてある
- 日本で一番大きなアロマ団体であるAEAJが発行しているため、日本で現在最も主流なアロマテラピー方法を知ることができる
- 二年に一回、改編されるため常に新しい情報や研究結果を知る事ができる
- オールカラーでわかりやすく、写真も多いから理解しやすい
- A4サイズで見やすく、分厚くない
- 無駄な文章がなく、簡潔にまとめられている
- 1冊でアロマテラピーが網羅できる
- 歴史のページは、他の初心者向けの本にはない深い知識を知る事ができる
何冊も見てきた私ですが、何年もたった今でも、この本に勝る「最初に読むべき本」はないと思っています。
本屋さんやAmazonなどで探すと、検定を受けようとしない限りこの本は選ばないでしょう。
「テキストだから面白くないんじゃない?」と思いますもんね。
ところがどっこい(古い笑)、この本こそが一番わかりやすく魅力的で、プロになっても何回も見直す優秀な本です。
参考:Amazonでこの本をチェックする
検定もついでに受けたい方へのおすすめ記事
参考:アロマテラピー検定香りテスト記憶法【プロが独自解説】
アロマ検定は独学可能?プロが正直にお答え【アロマ検定難易度・おすすめ本】
【失敗しない】アロマテラピースクールの選び方|アロマテラピー検定
この効能が欲しいけど、どうやってアロマオイルを選べばいいかわからない時に読むべき本
アロマオイルを使い始めると、体調不良の時にどれを選べばいいのかわからない場面が必ずやってきますよね。
でも、体調不良や効能だけに特化した本はなかなかありません。
そんな時に役に立つのが、「自然のお守り薬」という本です。
「困ったときに、何をどのくらい使えばいいのかわからない」
一番必要とするタイミングで、すぐにその答えが見つかる本はあまりありません。
それぞれの精油の知識をのせた本はたくさんあっても、「効能」「体調不良」に特化して辛い症状から検索できる本がないのです。
風邪、生理痛、腰痛、頭痛、アレルギー、不眠、肌荒れ…。
困ったことは、急にやってくるもの。
一家に一冊あると、とても便利です。
参考:Amazonで自然のお守り薬を見る
本場ヨーロッパでのアロマテラピー生活について知りたい時に読むべき本
アロマの本で最も美しくライフスタイルを表しているのが、この本です。
ヨーロッパにおいてのアロマテラピーは、日本のそれと全く異なります。普段知る事ができない、パリジェンヌのアロマ生活をのぞき見することができます。
ベッドサイドにずっと置いておきたいほど美しく、アロマをこれから勉強していく上でのモチベーションにも有効です。
参考:Amazonでパリジェンヌの薬箱を見る
アロマ中級者さんへのおすすめ本
「アロマテラピーの基礎知識はあるけれど、ここからどうやって知識を深めていこう?」「どうやって楽しんで学ぼう?」となる、初心者以降のSTEP。
ここで楽しめるかどうかが、これからのアロマテラピー生活が多いに変わってくるポイントです。
なぜなら、ほとんどの人がこの先へは進まないから。基礎をせっかく学んでも、それ以降の楽しみ方がわからなかったり、その先の本が見つけられなかったりするからです。
基礎知識がある程度わかったあとは、更に知識を深めながら、楽しく生活に応用して、自分らしい充実した生活を作り上げていきましょう。
アロマの世界に、楽しく入っていくことができる本をご紹介します。
原料植物がどこでどんな風に育っているのかわからない時に読むべき本
精油を学び始めると、原産地や植物の特徴を多く知ることとなります。でも、文章で読んでも植物の写真を見てもいまいち実感できませんよね。
そんな時に読むべきおすすめの本が「佐々木薫のアロマテラピー紀行」です。
自分が実際に現地に行って、精油になる原料植物を触って確かめるような体験ができる本です。
現地での写真をのせた本は他にもいくつかありますが、どれも植物自体にフォーカスし、写真は全てドアップ。
現地の雰囲気や遠くから写した写真、空や土地など本当に自分の目でみたような写真はなかなかありません。
そして実際に自分が行ったかのような流れで、本が進んでいく本もないのです。
この本は、あたかも自分が行ったかのような知識と景色を見せてくれます。
美しい写真たちはいつ見ても、癒され、植物の偉大さを感じます。
少し気分が晴れない時などに見返すと、とっても浄化され落ち着くため、ずっと使える本です。
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身体のメカニズムを簡単に知りたい時に読むべき本
アロマテラピーを学んでいくと、「自律神経」と向き合うこととなります。アロマと自律神経はきっても切り離せない重要な関係。自律神経があるからこそ、体調は維持され、その動きによってアロマも意味を成すからです。
とはいえ、自律神経って難しそうですよね。
目には見えない、でも重要な神経について、いくら文字で追っていても理解できません。
「へーそういうもんなんだ。」となんとなくの理解で終わります。
そんな時におすすめなのが「まんがでわかる自律神経の整え方」
漫画でわかりやすく書かれた自律神経についての本です。
私は正直漫画があまり好きではないのですが、この本は初めて漫画の良さをとてつもなく感じ、感謝した本です。
難しい医学的な本を漫画にすることで、コミカルにわかりやすく理解することができます。
一番良かったのは、実生活において「じゃあ実際に自律神経によって私たちはどのように支配されているの?」「改善したら、どう生活が変わるの?」と具体的だったこと。
身体についてのメカニズムの本は、ただの説明だけでは実感がわきにくいものですが、この本は「じゃあ、それによってどうなるの?」の答えがはっきりとありました。
だからこそ落とし込みやすい本なのです。
アロマに限らず、人生を送っていく上で知っておいた方がいい本です。日々の気分や、体調、仕事や家事のパフォーマンスが変わります。
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精油についてもっと詳しく知りたい時に読むべき本
この本はニールズヤードが出している本です。今はもう発行されていないのですが、古本はまだ出回っています。ちょうどいい量で、精油について検定本以上の知識をさらに知る事ができます。
一番のポイントは、「この精油はこんな性格の人に向いている」「こんな精神状態にいい」など、心理的な作用やパーソナルな部分について書かれていることです。
使うべき具体的な場面がとにかく細かく、「いるいる!こういう性格の人!」「これは私に向いている!」などが精油ごとにわかります。
性格に合った精油を知ることができ、周りの友人や家族などと照らし合わせながら学べるため、覚えやすいのです。
単調になりがちな精油についての知識も、これで覚えることができるでしょう。
アロマ上級者さんとプロが読むべき本
ここまでくると、もう普通の本では満足できなくなります。書店に並ぶのは初心者向けのまとめ本が多く、「このレベルはもう知ってる。もっと深く知れる本はないかな?」となるのです。
そして、「誰が書いているのか」がとても重要になってくるステージ。とにかく、知識と経験の多さを筆者に求める段階にきます。
私が今でも「面白かった!のめりこんだ!」と言える本をご紹介します。
プロとしてアロマを仕事にしていきたい時に読むべき本
プロはどんな仕事をするのか?実際に活躍しているプロの動きはどんなものなのか?その答えがこの本にあります。
数多くの企業案件をこなし、実績があるアロマ空間デザイナーの齋藤智子さん。大手企業にてアロマの空間デザインを行っていることで有名です。
アロマの世界は正直、プロになっても食べていける人は一握り。そんな中で企業とのコラボを続けるプロの仕事ぶりをのぞくことができます。
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精油についてさらに細かく知識を広げたいときに読むべき本
アネルズあづささんもアロマ界では有名な方です。今もなお産婦人科の研究を続け、マタニティーアロマについて深い知見をもつ方。厳選した精油の販売も行っています。
とにかく精油に対する知識がとても深く、本を読んでいても新しい発見が必ずあります。
オーガニックはなぜ良いのか、それぞれの精油はどんなものを選ぶべきなのか、上級者だからこそ深く頷ける内容です。
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世界的な精油のマーケット感覚について知りたい時に読むべき本
精油は香水の香料としても使われるもの。むしろ世界的なマーケットでいえば、アロマテラピーよりも香水市場の方が大きいのです。だからこそ、香料植物は世界的にどう使われているのか、どう育ち、どの植物に価値があるのかが身に付く本です。
アロマテラピーだけを学んでいると見えてこない、世界的な市場感覚がわかり、大きなマーケットが存在することもわかります。
パラパラとめくっていても面白く、精油についてもっと別の知識が欲しいという時にもおすすめです。
最もおすすめする本はコレ
初心者からプロまで楽しめ、最も面白く夢中になった本は「透明な夜の香り」
小説です。香りの物語はいくつかありますが、この本は日本が舞台なだけあって、とてもリアルに香りの面白い世界を表現しています。
人を骨抜きにする香り。その魅力と恐ろしさ。そこに不随する人間模様。こんな調香師になってみたいものだと思わせる、嗅覚才能にも惚れる本です。
おうち時間のひとときに是非。おすすめは夜の静かな時間帯に読むこと。
面白くて、ついつい寝るのが遅くなりますよ。
アロマの本から知識を得るということ
「本」はお金を払うことで、著者の経験を買うことができます。それはひとつの物事を習得したり楽しんだりするときに、大いに役立つもの。
SNSやブログでは語りきれない、その中だけの著者の世界観。
編集によってわかりやすくまとめられた均一性。
それは本ならではの魅力です。
ネットで何でも知る事ができる時代ですが、情報のソースが曖昧なものも多く、その見極めが身に付くにはかなりの上級者にならないと難しいのです。
どの情報を選び、自分のものにしていくのかがとても大切です。信頼できる情報、本の中にしかない情報とまとめられ方で、しっかりと記憶に残る楽しみ方をしていきましょう。
素敵な本の出会いとなりますように。
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