ヨガインストラクターがアロマを取り入れるべき5つの理由
- ヨガのレッスン内容にプラスアルファ加えたい
- ヨガのレッスンを特別な時間にしてもらいたい
- 他のヨガレッスンと差別化したい
- 心にも体にも作用するアロマを取り入れてみたい
- アロマをヨガレッスンにどう取り入れたらいいのかわからない
このような悩み・疑問に答えます。
✔本記事の内容
- 心と体にアロマがどう作用するのかがわかるようになる
- 自分でアロマスプレーを作れるようになり、レッスンで使える
- 他のヨガレッスンとの差別化ができる
- 季節ごとに使用するべきアロマがわかる
- 記憶に残るヨガレッスンを提供することができる
私は日本で一番大きなアロマの団体である、日本アロマ環境協会のアロマインストラクターの資格をもっています。
私自身ヨガにはまり、学生時代は週4日ヨガレッスンに通っていたほどです。4か所のヨガレッスンに通っていました。
・アロマのプロ
・ヨガの生徒の立場で経験したアロマの様々な経験がある
そんな私がお伝えします。
目次
ヨガインストラクターがアロマを取り入れるべき理由5つ
- アロマは心と体に作用する
- アロマは記憶に残る
- 他のレッスンとの差別化ができる
- 雰囲気を演出し、特別な時間にすることができる
- 退会を引き留めたり、継続につながる
アロマは心と体に作用する
アロマの作用は様々な研究で証明されています。精油には、鎮静作用や、消化促進、ホルモン調節作用、免疫賦活作用があります。このほかにも多くの作用があります。
季節ごとの不調に作用し、免疫やホルモンへの作用があるとなると、ヨガに加えられることでより一層の健康を目指すことができます。
一番はリラクゼーション作用でしょう。その時間は日々の緊張を忘れ、リラックスできる時間となれば、レッスン代以上の価値が生徒様へ与えることができます。
(参考:https://www.aromakankyo.or.jp/basics/oil/function/)
アロマは記憶に残る
香りは記憶に残ります。
その理由を説明します。
精油の香りは脳へダイレクトに届き、「大脳辺縁系」や「視床下部」へ届きます。「大脳辺縁系」は感情や欲求といった本能的な反応をする場所。そして大脳辺縁系には海馬という記憶の中枢もあります。
これこそが、香りが記憶に残る理由です。
元カレ・元カノの使っていた香水を何年たっても街中でわかるのはこの理由からです。
記憶に残るヨガレッスンの理由
私が通った、アロマを使用していた先生のレッスンと、使わないレッスンとを比べると、記憶の幅に差があります。アロマを使用していたレッスンは、その光景を今でもよく覚えています。
これらの理由から、ヨガレッスン中にアロマを用いと、レッスン内容もその時の情景も記憶に残りやすくなるということです。
アロマの使用によって学習内容の記憶が有意に働いたという実験もあります。(参考:https://www.aromakankyo.or.jp/basics/literature/new/vol24.php)
他のヨガレッスンとの差別化ができる
他社との差別化は何よりも必要なブランディング。
ヨガのクラスは数が多く、先生の技術や魅力だけでは補いきれない面もあります。
そこでアロマを使用することで、少なくともアロマを使用しないクラスよりは差別化することができます。
広告や新しいレッスン開設やキャンペーンなどは時間もお金もかかります。
アロマは少額で精油の作用をもたらすことができ、レッスン内容の向上となります。
生徒様のレッスン継続や、体験レッスンからの新契約などによって、アロマ代はすぐに回収できます。実質ゼロ、むしろプラスになります。
でも、正直クラスで得られる利益より、そのクラスへの一生残る記憶を与えられるので、私はそれこそが一番の価値だと思います。
雰囲気を演出し、特別な時間にすることができる
想像してほしいのですが
- 夜のレッスンで少し証明を落として、リラックスできるアロマが広がる中、インストラクターのゆったりした声でレッスンが進む
- 夜のレッスンで照明は明るく、アロマはなし、先生は朝のようなハツラツとした元気な声でレッスンが進む
このどちらに生徒は通い続けたいでしょうか?
もちろんハツラツとした先生は会うと元気がでます。でも、最後のシャヴァーサナの時間でさえも雰囲気作りができずもったいない先生は意外と存在します。
先生のアピールできる魅力は人それぞれですが、朝や夜などの時間帯・季節に合わせた雰囲気作りで、そのレッスンの時間がぐんと魅力的になります。
特別な時間を演出することができ、生徒様の満足度にもダイレクトにつながるため、是非アロマを取り入れてほしいです。
退会を引き留めたり、継続につながる
ヨガレッスンを辞める理由の上位に
- 「お金がかかる」
- 「忙しくなったから」
- 「他の習い事を始めたいから」
- 「場所が遠いから」
などが挙げられます。
生徒は退会理由を正直に話すことはないでしょう。もっともらしい理由をならべます。
これはただの気遣いであり、理由を探して出された答えです。
本当の理由は「なんとなく」「続ける理由がない」「魅力さを感じなくなった」
美容院を変える理由と全く同じで、共通する最大の理由は「飽きたから」です。
ではその飽きをどう回避していくのか、レッスン内容、音楽、話す内容、与える情報量・・・様々な改善策があります。
でももっとも簡単で時間がかからないのは変化をもたらすアロマです。
精油のもつ力を利用して、その時間が価値あるものとなれば、生徒様はお金をもったいないと思いません。他の習い事を始めたいとも思わない。むしろ遠くても通いたくなる。辞めたくなくなります。
もちろんただアロマを使えばいいというわけではありません。使い方はこれから説明していきます。
ヨガインストラクターはアロマに詳しくなくても問題ない
ヨガインストラクターはアロマに詳しくなくても問題ありません。
その理由は3つあります。
- アロマはプロじゃなくても十分扱える
- 取り入れる方法も簡単
- 現在アロマをうまく使っている先生も、最初は知識ゼロだった
実際に、私がアロマの使い方がうまいなと思ったヨガの先生はアロマのプロではありませんでした。でも皆さん工夫してアロマをレッスンに取り入れていました。
簡単なものから始めてみるのがおすすめです。。
そして、なにより先生自身が一番癒されるので、ブレンドを楽しめるようになります。
ヨガレッスンにアロマを取り入れる実践方法
アロマスプレー
簡単なアロマスプレーの作り方をご紹介します。スプレーボトルに無水エタノールを5㎖入れる
精油を20~30滴入れる
一度スプレーボトルのキャップを閉めて、振ってよく混ぜる
精製水45㎖を加えキャップを閉めて、振ってよく混ぜる
※簡単な作り方にアレンジしています。
精油はブレンドしてもしなくてもOK.最初はブレンドなしで大丈夫です。
ブレンドできるようになる記事はこちら
アロマのプロがお伝え!アロマオイルの組み合わせ|リラックス編
ポイント
- スプレー容器は本来遮光瓶が理想だが、100円ショップの物でも大丈夫
- 必ずエタノールに混ぜてから精製水を混ぜる
注意点
- 酸化しやすいため、2週間ほどで使いきる。多くて使いきれない場合は半分の量で作る。
- 直接皮膚への塗布はしないこと
- 子供やペット、妊婦への使用は控えた方がトラブル防止になる
- 火気のあるところでは使用しない(キャンドルヨガなどの時に注意)
部屋全体に香らせる
- アロマディフューザー
(電気式だとしっかり香る。キャンドルを使う加熱式は、夜のレッスンにおすすめ。アロマディッシュやアロマソープは軽くて持ち運びが楽) - マグカップにお湯をはった上に精油をたらす
- ティッシュペーパーに垂らす(教室が狭い場合は十分)
ポイント
- 基本的にリビングルームで使用するときは精油5滴ほどでちょうどいいです。教室の大きさに合わせて量を調整してください。
- 置く場所によって空気の通り道が違うので拡散に差がでます。エアコンなどの向きなどでいろいろ試してみてください。
注意点
- 香りが強すぎると気分が悪くなったり頭痛がしたりするため量に注意
- できるだけ喚起を行う
アロマの使い方が完璧にわかる記事はこちら
アロマオイル使い方10選【無料から有料まで簡単な極上メソッドをご紹介】
状況別ヨガレッスンで使うべきアロマの種類(時間帯・季節・ヨガクラスのイメージ)
基本的に柑橘系や日本人になじみの深い香りを使用することをおすすめします。ハーバル系(ティートリー、クラリセージ、ローズマリー)などは、うまくブレンドすると最高の香りになりますが、単体で使うととても気になってしまう香りになるので注意が必要です。
時間帯別おすすめアロマ
朝:体を目覚めさせたい 一日の良いスタートをきりたい
レモン・オレンジ・グレープフルーツ・ペパーミント・サイプレス
夜:一日の疲れを取り、ゆったりとした時間を過ごしたい
ネロリ・ジャスミン・ラベンダー・ベルガモット・サンダルウッド
季節別おすすめアロマ
春のアロマ:デトックスの時期におすすめなのが
ジュニパーベリー、サイプレス、グレープフルーツ
夏のアロマ:夏の不快さを吹き飛ばし楽しめるのが
レモン・グレープフルーツ・ペパーミント・ジャスミン
秋のアロマ:暑い夏も終わり涼しい季節にゆったりできるのが
キンモクセイ・フランキンセンス・イランイラン
冬のアロマ:冷えやすい時期にほっとできる温かくなるのが
ジンジャー・ローズマリー(これらは特徴的な精油のため必ずブレンドしてください)そしてベルガモット・ユズ・サンダルウッド
ヨガクラスのイメージ別アロマ
[元気で笑顔になれるような雰囲気を作りたい場合]
マンダリン・レモン・パイン
[ゆったりと癒しの時間を作りたい場合]
ヒノキ・ユズ・ベルガモット・ホーウッド・ジャスミン
[シャープでおしゃれな雰囲気を作りたい場合]
ペパーミント・サイプレス・パイン・グレープフルーツ
アロマに関するおすすめ参考記事
ストレス解消におすすめのアロマ!【ストレスケアで自分らしく】
【初心者向け】くすのきアロマディッシュの使い方【自宅でリラックス】
【アロマのプロ解説】イランイラン精油の特徴
アロマの専門家がお伝え!おすすめアロマオイルランキングTOP10|選び方も解説
【プロの愛用率が高い】パイン精油の禁忌と特徴|アロマオイル・エッセンシャルオイル
アロマオイルのペパーミント副作用と効能【アロマ専門家が精油安全性について解説】
【研究で実証】よく眠れるアロマ7選!