【有名な香水原料】ヴァイオレットリーフ精油を深堀り|アロマ・エッセンシャルオイル

このような悩み・疑問に答えます。



✔本記事の内容

• ヴァイオレットリーフ精油の知識を得る
• めずらしい精油を知っている人になれる
• おすすめのヴァイオレットリーフ精油がわかる

私がヴァイオレットリーフと出会ったのはアロマのプロ資格をとってからです。この精油について全く知らない！と思って使いながら、かなり調べました。

この精油について詳しい人はごくわずかでしょう。
使いこなせる人となればもっと少ないです。

そんなアロマ界の中でもめずらしい、ヴァイオレットリーフについて詳しくなりましょう。

ヴァイオレットリーフ精油の基礎プロフィール

精油名：ヴァイオレットリーフ
原料植物名：ニオイスミレ
学名：Viola odorata
抽出部位：葉
精油製造法：揮発性有機溶剤抽出法
ノート：トップミドルノート

ヴァイオレットリーフ特徴

• ヴァイオレットリーフはスミレの植物の葉から採れる
• スミレ科の植物は800種を超え、有名なのはパンジーやスミレ
• 観賞用や食用として使われることが多い（近年ケーキや料理へ添えられることが多い）
• 日本でも『万葉集』に記載があり歴史が古い
• この植物は紫色の花を咲かせ、昔はその花からも精油がとられていた
• 現在はコストの面から花からの抽出はなく合成香料が使われている
• 原産はトルコやアナトリア半島。フランス・イタリアなどでも栽培されています。
• ヨーロッパでは古くから食用や鑑賞用や香水原料として栽培されてきた
• ヴァイオレットリーフの成分は9,12-オクタデカジエン酸が一番多く、2,6-ノナジエナール、ヘキサデカン酸、3-ペンタデセナールなどがあります。
  
  
  

ヴァイオレットリーフ精油はどんな香り？

ヴァイオレットリーフの香りは個性的なグリーンノート。
花と葉から精油をとります。
とにかく特徴的でびっくりします。
まさにキュウリや若草の香りに似たフレッシュでみずみずしい香り。
単体では少し使いにくい香りです。

ブレンドがうまくいったとき、とてもみずみずしい爽やかな香りが完成されます。

ヴァイオレットリーフ精油の使い方は難しい？

結論から言います。
ヴァイオレットリーフ精油の使い方は難しいです。
なぜなら、ヴァイオレットリーフは濃くて特徴的な香りのためブレンドするのが難しいからです。


ではどうやって使うのがいいのか。
おすすめは希釈された２%～10％のものを購入すること。
それでもブレンドには使って1滴ほどです。

それくらいヴァイオレットリーフはほんの少量でかなり強烈に香ります。

注意点は、なかなか使いきらない点から、希釈されていない精油の購入はおすすめできません。


私も実際にそのままの精油を買って、うまく使えず困りました。結局使うときは自分で希釈してブレンドすることに。それなら最初から希釈されたものを買った方が楽です。

ヴァイオレットリーフを使うメリット

難しいからこそ、楽しめる点がメリットです。
とにかくあまり攻略できない香りのため、ブレンドに納得がいきにくいのです。
だからこそ飽きずに模索し続けられます。
正直、ヴァイオレットリーフを使いこなせたらプロ中のプロです。

ヴァイオレットリーフ香水の華麗なる歴史

なんと紀元前４世紀から哲学者がこの植物について述べていることがわかっています。
そして16世紀にはこの植物がヘアケアに使われましたが、香水の香料として発展し始めたのは、ヴィクトリア王朝時代からです。
数多くの香水香料として抽出が始まり、香水業界では歴史もあり有名な香りとなります。むしろ古臭いとまで言われるほど、使われることがとても多かった香料なのです。

アロマの世界ではヴァイオレットリーフは有名ではないため、香水の世界とアロマの世界の差は面白いですね。


香水にはパルマ種とヴィクトリア種の二つが存在します。
昔は花からも香料が採取されていたのですが、「イオノン」という合成香料の流通が増えたために花の抽出はなくなりました。現在は葉からのみ採取されています。

おすすめヴァイオレットリーフ精油

ヴァイオレットリーフの精油はいわゆる高級精油です。
値段が高い精油は、比較的値段の安い「生活の木」で使用してから、他の様々なメーカーと比べたりするのがおすすめです。

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