効能から選ぶ!種類別アロマオイル一覧|
こんにちは、坂上ひろみです。
今回は効能別のアロマオイルをご紹介します。
体調が良い時、気分が良い時は、じっくり精油と向き合って、様々な香りや作用を楽しむことができます。でもなんだか辛いという時には、時間をかけて調べる暇はありませんよね。そんな時のために、どれを使えばいいのかすぐ知る事ができるよう、わかりやすくしました。
✔本記事をおすすめしたい人
- アロマオイルの成分がよくわからない
- 作用別に覚えられない
- 体調が悪いけどどれを使えばいいのかわからない
- なんだか気分が落ち込むけど何を選べばいいの?
こんな方は、是非いつでも開いて、見るようにしていただけたらと思います!
✔本記事の筆者はどんな人?
内閣府認定の公益社団法人日本アロマ環境協会認定アロマテラピーインストラクターです。アロマテラピー検定1級、アロマテラピーアドバイザーの資格も持っています。
現在は、アロマ商品小売販売や、webライターとしてアロマテラピーを発信しています。Instagram(@flandre_hiromi)ではプライベートを、YouTubeでは香水やアロマについて発信しています。
そんな私がお伝えします。
目次
アロマテラピーの効能一覧
アロマテラピーで使う精油にはどのような効能があるのでしょうか。身体から精神まで、あらゆる作用をもっており、その数もとても多くて驚きます。
実は、現代においても、植物内の成分は全て解明されていません。つまり、100%の再現ができないのです。そのため人が人工的に作っている合成香料からは天然と同様の作用は生まれないというわけです。
自然が作り出した、様々な作用は、植物たちが自らを守るために作りだしている成分です。その恩恵を受ける人間は、どこまでも植物に感謝しながら、自然を味わい、使わせていただくというわけです。
アロマテラピーの効能のメカニズムについて、詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
参考:【専門家解説】アロマテラピーで使う精油の効能とは
身体の効能
精神の効能
皮膚の効能
生活に役立つ効能
効能別アロマオイル一覧
効能別にアロマオイルをまとめました。作用を重視する時は、薬と同じで多少苦手な香りを使う時もあるでしょう。そんな時のポイントは、他の精油とブレンドすることです。ブレンドすることで、作用がさらに足されるだけでなく、使いやすくなり心地よく使用することができます。苦手な気分のまま無理して香る必要はありません。アロマテラピーの基本は心地よくいることです。
身体の痛みがある時
痛みに関しては原因によっても使い方が違います。捻挫などの外傷的痛みには、冷却作用をもつペパーミント。ラベンダーやカモミールは鎮痛だけでなく身体を休めリラックスさせてくれる鎮静も含まれます。
生理痛の時には冷却があるペパーミントやレモングラスに使用は避け、クラリセージやラベンダーが合います。ゆずの加温作用を使うのも良いでしょう。足の冷えがある場合はローズマリーが合いますが、出血が多い人は控えましょう。
花粉症、ハウスダスト等のアレルギーが辛い時
カモミール・ローマンはあらゆるアレルギーに向いています。
メリッサはアレルギーによる皮膚トラブルに向いていますが皮膚刺激がある精油のため注意しましょう。
ペパーミントは直接アレルギーに作用するというより、アレルギーによる副鼻腔炎に向いています。腫れをひかせ、楽になるためキャリアオイルで希釈して、眉間やこめかみをマッサージすると楽になります。
風邪をひいた時
ひと言で風邪といっても、様々な症状があります。どんな症状を緩和させたいのかによって選ぶ精油も変わってきます。
熱がある時は、解熱の効能があるレモングラス、レモン、ベルガモット、カモミール・ローマン、ペパーミント、ブラックペッパーが合います。
咳がある時は、グレープフルーツ、ペパーミント、ベンゾイン、ティートリー、ユーカリが合います。
うつ病に合うアロマオイル
抗うつ作用をもつアロマオイルの数はとても多いです。この中からお気に入りの香りを使ってリラックスすることが大切です。精神系に用いる精油は、得に好きなものを選ぶことがポイントです。
効能的に高いものは、フローラル系のジャスミンやローズ、ネロリです。落ち込みを改善し、心に支柱をたててくれます。支えとなってくれるでしょう。
うつ病の診断を受けていなくても、これらのアロマオイルは気分の落ち込みに有効です。傷ついた時、元気がでない時も支えてくれます。
性欲を改善させたい時
性欲が生まれない時は、ホルモンの乱れ、産後のホルモン変化によるもの、うつ病等の精神的理由など原因は様々です。まずは食事や運動など健康な生活を送ること、そしてアロマテラピーやハーブティーなどの植物療法でアプローチしていきましょう。いずれも焦りは禁物。リラックスして責めないことが大切です。
更年期障害が辛い時
ホルモンは本来、プロゲステロンとエストロゲンという物質が交互にバランスよく保たれています。しかし更年期障害はエストロゲンが極端に減少します。エストロゲンは美の薬といえるほど、皮膚のツヤをアップさせたり幸福感をもたらしたりと嬉しい作用ばかり。これがなくなることで、イライラや落ち込み、ほてり、皮膚の元気がなくなったりします。植物にはエストロゲンに似た成分をもつものがあります。アロマテラピーでホルモンを補ってあらゆる不調を緩和させていきましょう。
ニキビ、吹き出物に悩まされる時
肌トラブルには、抗炎症作用がある精油を使いましょう。ニキビや吹き出物といっても、原因は様々。
とにかく炎症を抑えたい場合は、まずカモミール・ローマンを使って落ち着かせましょう。ラベンダーも火傷を治したことから歴史が始まっているため、抗炎症として有名です。
年齢やホルモンが原因の肌トラブルにはローズ。高価なため少しでも多くたっぷりと使いたい場合は、ゼラニウムで代用できます。ローズもゼラニウムもしわやたるみにも効能があります。
毛穴が気になる場合は、パチュリやジュニパーベリーの脂性肌に向いた収れん作用があるものを選びましょう。
乾燥肌にはフランキンセンスやベンゾインが合います。
顔の皮膚は得に、相性が現れやすい場所です。まずはカモミール・ローマンとラベンダーを試してみて、それから自分に合う精油を探してみましょう。
よく眠りたい時
睡眠に関する精油については、こちらの記事に詳しくまとめています。参考にしてください。
参考:
【研究で実証】よく眠れるアロマ7選!
アロマオイルの使い方は枕元に1滴垂らす!のウソとホント
注意点
体調不良の場合は、病院を受診してください。アロマテラピーは歴史もあり古くから薬草として使われたハーブを使いますが、薬ではありません。日本における位置づけもヨーロッパとは違い、雑貨扱いです。医療機関に行く機会を奪っていいものではありません。医師の診断の元、安全に使用しましょう。
効能がわかるおすすめアロマ本
アロマの本は、植物の紹介やアロマの使い方がまとめてあるものがほとんどです。
効能別にまとめてあるものは数が少なく、いざ実際に使ってみたいと思った時に困ることも。
そんな時におすすめなのが森田敦子先生が書いた本。フランスで植物療法を学び、日本で活躍されている方です。
効能別にまとめてあるため、困った時にすぐ調べることができます。一冊持っておくと便利でしょう。
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