香水をつける場所はどこ?正しい部位と方法、新しい付け方まで解説
こんにちは。坂上ひろみ(@flandre_hiromi)です。
皆さんは香りをどこにつけていますか?
首。空間にプッシュしてその下を通る。手首にプッシュしてこする。上着やコートにつける。
実はそれぞれに気を付けなくてはならないことがあります。
肌のシミの原因となったり、服が傷んでしまったり、香りがうまく香らなかったりなんてことも。
今回は正しいつけ方と、新しいつけ方の解説をします。
- 「結局どこにつけるのが正しいの?」
- 「強くつけすぎたときはどうすればいい?」
- 「いつもよりふんわり香らせたい」
- 「あまり周りには強く香らせたくない」
- 「特別な日のセクシーなつけ方を知りたい」
これらの疑問にお答えします。
✔この記事の信頼性
内閣府に認定されたアロマ業界で唯一の公益社団法人日本アロマ環境協会。その日本アロマ環境協会認定アロマテラピーインストラクターが私です。
アロマテラピーアドバイザー、アロマテラピー検定1級も取得しています。
現在はアロマで独立し、フレグランス販売やサイト運営、ライター業で暮らしています。
そんな私がお伝えします。
目次
香水のつける場所はここが良い
香水をつける王道の部位は、手首と首です。つける場所は他にもたくさんあります。新しい付け方を知って、自分の生活に合わせて使っていきましょう。
強めに香らせたい時
強く香らせたい場合は、身体の中でも動く部位につけることがポイントです。動きによって香料が空気中に揮発し、香りが広がります。「手首」は身体の中でもよく動く部位、そして上半身のため鼻に近く香りやすいです。その際は、プッシュしたあとにこすりつけるのではなく、ポンポンと優しく広げるようにしましょう。香りが変わってきます。
他におすすめは、「うなじ」です。うなじは鼻に近いためより強く香ります。
どちらの部位にしても、人と多く会う機会には強く香りすぎないよう気を付けましょう。
ふんわりと香らせたい時
強く香らせたくはないけど、ほどよく香ってほしい場合は、「背中」や「お腹」がおすすめです。服の中なため、ダイレクトに香りが広がるわけではありません。そのため強く香るのを防ぐことができます。しかし、体内の汗によって温度も上がりやすいためふわりと香ります。動きによっても香るためおすすめです。
できるだけ控えめに香らせたい時
あまり香ってほしくないけど、自分が香りを楽しみたいという場合は、「足首」や「ひざ裏」がおすすめです。低い位置だと鼻までのぼってくるのに時間がかかるためそこまで強く香ることはありません。香りで頭が痛くなったりと敏感な方にもおすすめなつけ方です。
注意点は小さい子供やペットがいる場合。低い位置にいる彼らにとっては、大人の低い位置は最もダイレクトに香ってしまいます。この場合は低い位置へつけることは避けましょう。
特別な日につけたい場所
特別な日には、「耳たぶ」や「太ももの内側」など普段つけない位置がおすすめ。セクシーに、美しく香ります。いつもの香り方との違いを、自分でも楽しむことができます。
香水の正しい付け方
プッシュ数
湿気の多い日本では、1つの部位に1プッシュで十分です。強めに香らせたいときは、加えて動きがでる別の部位に2プッシュ加えましょう。足りないと感じるときは、プッシュ数を増やすよりも、動きがあり、身体の上部につけることを意識すると程よく香ります。嗅覚は嗅覚閾値という慣れがあるため、だんだん自覚しにくくなっていきます。そんな時はしばらく別の香水をつける期間を設け、また嗅覚が戻ってきた頃につけることをおすすめします。
こすらない
首や手首につけて、こすり合わせるというのが主流とされてきた香水の付け方。実はその「こする」という行為で香りが変わってきます。こすることで「肌表面の温度が一時的に高くなる」ことが生じます。香料の面からすると、高温はよくありません。作られたままの香水の香りを楽しむためには、肌にプッシュしたあとにポンポンと軽く叩くと良いでしょう。誰もがわかるほど香りの変化があるわけではありませんが、天然香料は特に繊細です。本来の香りを楽しむためのちょっとした気を付けるべき点として、覚えておきましょう。
香りの強弱は部位で決める
あまり香らせたくない時は、できるだけ膝裏や足首など、身体の中でも下の部位へ。下の部位につけることで、揮発に距離がでるため大人の嗅覚の位置まで届くころには優しくなっています。香りを強めたい時は、身体の上部、そして動かす場所である手首がおすすめです。動きがある場所は、動くたびに揮発し広がるため、香りを感じやすいです。
あまり「TPOに合わせて」という月並みな言葉は使いたくありませんが、自分が置かれる環境や表現する場によって強弱をつけるという楽しみ方も面白いです。
おすすめしない香水のつける場所
気を付けたいのは、髪の毛、服、そして日光に当たる部位です。
香水に使われる原料は、柑橘類に多く含まれる「フロクマリン」というシミの元になる成分を排除したものを使っています。しかし香料によっては、日光に当たるとシミになってしまったりします。そのため直接日光が当たりそうな肌表面、夏の日差しが強い日には手首などでも気を付けて部位を変えると良いでしょう。
服も傷むといわれているため、お気に入りの服にかけることはおすすめしません。はるなら「プチプラコートの裏地にふんわりと」程度が良いでしょう。薄地、白い記事、高級な服へはやめましょう。
意外と見落としがちなのが髪の毛。香水の原料はアルコールと香料です。アルコールがかなり使われている分、髪の毛に何度もかけていると髪の毛を痛める原因となります。CHANELのヘアミストとオードトワレで比較すると、ヘアミストの方が水の配分が多くアルコールが少ないことがわかります。どうしても髪の毛から香らせたい場合は、ヘアミストやヘアオイルを購入してみると良いでしょう。
自分だけに香る香水
実は、自分のパーソナルスペースのみに香るという日本人に嬉しい香水があります。フエギアのプーラエッセンシアシリーズです。小さな小瓶に入ったその香水は、ちょんちょんとつけるだけで拡散はされません。すごく近くにいるパートナーと自分にしか香らないものです。
フエギアのプーラに関してはこちらの記事に詳しく解説しています。参考にしてください。
おすすめ記事
【日本が誇る香水ブランド】パルファンサトリの魅力に迫る
【有名な香水原料】ヴァイオレットリーフ精油を深堀り|アロマ・エッセンシャルオイル
【香水】2021年フエギア(FUEGUIA)福袋の中身は?
アロマのプロからの|ジャスミンの効能とプロフィール【香水の王】