ラベンダー精油の効能【プロがここだけの方法で教えます】
(この記事は2022年1月5日に更新しています。)
こんにちは。
坂上ひろみです。
「ハーブといえばラベンダー!」
「アロマといえばラベンダー!」
という代表的存在、ラベンダー精油について解説します。
- ラベンダーには種類がある?
- ラベンダーにはどんな効果がある?
- ラベンダーを使ったアロマキャンドルのおすすめは?
- ラベンダー精油のおすすめは?
- ラベンダー精油を使ってアロマスプレーを作りたい
- ラベンダーのおすすめ使い方は?
こんな疑問、ありますよね。
ラベンダーは関わる機会が多いのに、意外と知られていない効能があったり、種類がわからなかったりします。
大丈夫です。
責任をもって誰もがわかるレベルになることができます。
目次
アロマオイルのラベンダーとは?
日本では北海道が有名な産地ですが、原産はヨーロッパの高地です。
精油に使われるラベンダーの種類は3つ。
- 真正ラベンダー
- スパイクラベンダー
- ラバンジン
それぞれ詳しく説明しますね!
真正ラベンダー
学名:Lavandula angustifolia, Lavandula officinalis, Lavandula vera.
科名:シソ科
産地:オーストラリア、ブルガリア、フランス
精油抽出部位:花と葉
精油製造法:水蒸気蒸留法
成分:主に酢酸リナリルとリナロールでできており、ラバンジュロールが特徴成分
- 「疑わしきはラベンダーを使え」と言われるほど万能
- 学名のangustifoliaは、「細い葉をもつ」という意味
- 品種改良が盛んなため、ローズと同じく交雑種が多いが主にこの真正ラベンダーから精油は作られている
- 真正ラベンダーとしながらも、ラバンジンだったり合成だったりする場合があるため偽物に注意
- 精油の中で最も用途が広く、一番使われている植物
- あらゆる不調に有能
- 古代ローマ人から洗濯物やお風呂の香りとして使用されてきた
- 蒸留が始まったのは13世紀
- 西洋の民間療法の代表
スパイクラベンダー
学名:Lavandula latifolia, Lavandula apica.
科名:シソ科
抽出部位:花
産地:フランス、スペイン、イタリア
抽出法:水蒸気蒸留法
成分:リナロール、カンファー、1.8シネオール
- 「男のラベンダー」と呼ばれるもの
- 真正ラベンダーより荒く、くっきりとした香り
- スッとしているため、リラックスする夜の香りではなく、昼の香り
- スッとする理由は、1.8シネオールが真正ラベンダーより多いため
- 1.8シネオールとはユーカリに入っているスッとする香り
- カンファーを含むため妊婦、子供、持病がある大人は使用NG
- リフレッシュできる香り
ラヴァンジン
学名:Lavandula hybrida, Lavandula intermedia.
科名:シソ科
精油抽出部位:花
産地:フランス
精油抽出法:水蒸気蒸留法
成分:リナロール、ラバンジュロール、カンファー
- 真正ラベンダーとスパイクラベンダーとの交配種
- 他のラベンダーより生命力と精油収穫率が高い
- そのたビジネスとしては扱いやすく栽培も増えている
- 発見されたのは1925年
- あまり調香師からは好まれない
ラベンダーの効果は?
真正ラベンダー精油の効果
鎮静・抗うつ・強壮・免疫系の刺激・消毒・抗真菌・殺菌・抗ウイルス・鎮痛・血圧低下・解毒・消化促進・通経・鎮痙・抗痙攣・抗リウマチ・細胞成長促進・瘢痕形成・抗炎症・デオドラント・防虫
ラベンダーの知っておくべき特徴
- とにかく鎮静してリラックスできるといえばラベンダー
- 西洋の民間療法の代表であり身近なものだった
- 子供にも使え困ったときは真正ラベンダーを使うといい
- アロマに詳しくなくてもまずはラベンダーを選ぶと良い
- ストレスや緊張からくる症状に用いることができる
- スパイクラベンダーは気管支炎や咽頭炎などの呼吸器系の不調に良い
- ラバンジンの効能は真正ラベンダーに似ているが鎮静は劣る
- ラバンジンは鎮静よりもリフレッシュが強い
- ラバンジンは傷跡の回復にも用いられる
ラベンダーのおすすめな使い方
ラベンダーを生活に取り入れるとお得なことはたくさんあるのですが、むしろ使わない今の生活がもったいないと思ってほしいです。
おすすめなラベンダー使用場面
具体的にどんな時に使うべきかというと、
- 重要なプレゼン前や重要なお客様を前にする時など、緊張が伴う場面
- 睡眠前
この2つの場面です。
まず緊張が伴う場面では人は良くも悪くもストレスを感じます。そのストレスが大きすぎると神経は活性化されすぎて、交感神経が優位になったまま自律神経のバランスは崩れます。
そうするとどうなるのか。
いつものパフォーマンスの発揮はできなくなります。いずれ体調が崩れます。
いつもの自分を発揮できるよう、そしてこの緊張を翌日の自分に影響させないためにも、天然のラベンダーを使用したスプレーで香りを取り入れてください。
おすすめな使い方
- スプレーを持ち歩き、大事な場面でシュッとする
- オフィスで香りを気にする場合は人気のない場所でハンカチにスプレー
- マスクスプレーを使う
- 大事な日の外出前に玄関で香りを吸ってから出る
- 睡眠前に寝室や枕へスプレーしたり芳香浴を楽しむ
- ティッシュに1滴たらして枕元におく
- アロマストーンにラベンダーとクラリセージなどブレンドして寝室に置いておく
- お風呂でお皿に入れるか塩に混ぜて使用する
正しい使い方で、ラベンダーを楽しみましょう。基本的な使い方は、こちらの記事にまとめてあります。
参考:【プロおすすめ】アロマオイルの使い方9選|基礎編
おすすめのラベンダー精油は?
ラベンダーは最も香りの違いが出やすいアロマオイル(精油)です。
アロマ初心者の方は、ニールズヤードや生活の木で購入しましょう。
慣れてきたら、プリマヴェーラやモンサンミッシェル、プラナロムといった、ハイレベルやメディカルアロマを使用するといいでしょう。
ブランド選びができるよう、記事にしましたので参考にしてください。
参考:プロが教えるおすすめアロマブランド6選
インセントというブランドは、プチプラだけど香りもレベルが高く、初心者さんからプロまでおすすめです。
参考:【アロマお買い物口コミ】インセントのアロマオイルの評判と品質
動画でもアロマブランドについて詳しく説明しています。
ラベンダーを人に例えると?
ラベンダーを人に例えると、医師です。
どの時代も人間にとってなくてはならない存在。あらゆる不調を改善してくれ、私たちの悩みを解決してくれる。
明日からも安心して生活できるよう支えてくれる強い味方。
付き合いが長くなればなるほど、落ち着くホッとする存在となり、何かあれば先生に、となる。
これはまさにラベンダーのもつ特性と同じです。あらゆる不調を改善させることは人生が変わってくるということです。
とっても元気なときは少し存在を忘れてしまうのも似ている点ですね!
実際の医師にお世話になる前に、様々な病気は未然に防ぎ楽しい人生を送りましょう。
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