お酒と精油を楽しむ
アロマオイル使い方

お酒と合わせるアロマの使い方|自宅をおしゃれBarへ

こんにちは。
坂上ひろみ(@flandre_hiromi)です。

皆さんはどんなお酒が好きですか?ビール、チューハイ、梅酒、焼酎、日本酒、ワイン、スパークリング。

自宅で楽しむお酒の時間が増えた今、「香りも一緒に楽しむ」ことで、更に特別なひと時を作ることができます。

  • 「どんな香りがお酒に合うのかわからない」
  • 「スパークリングに合うアロマは?」
  • 「焼酎が好きだけど、合う香りはある?」
  • 「ワインと香りを合わせて、もっと最高の時間にしたい!」
  • 「ビールに合うアロマなんてある?」

そんな方に、「それぞれのお酒に合うアロマ」を解説していきます。

✔本記事の内容

  • お酒とアロマの関係性
  • それぞれのお酒に合うアロマオイル(精油)で自宅Bar

✔この記事の信頼性

内閣府に唯一認定されたアロマ業界で唯一の公益社団法人日本アロマ環境協会。その日本アロマ環境協会認定アロマテラピーインストラクターが私です。アロマテラピーアドバイザー、アロマテラピー検定1級も取得しています。

現在はアロマで独立し、フレグランス販売やサイト運営、ライターで暮らしています。そんな私がお伝えします。


アロマを使ってお酒の時間を特別に

出典:unsplash


自宅でお酒を楽しむ機会が増えた今。
家でしか味わえない、新しいお酒の楽しみ方があります。

「お酒×アロマ」


同じ部屋でのお酒の時間は、時が経つほど飽きてくるもの。

香りを加えることで、雰囲気や気分を変えることができ、お酒の味の感じ方も変わってきます。

なぜかというと、香りは目に見えなくても、その場の状況や環境を感知する大切なもの。
だからこそアロマを使えば、遠くの木々や花々、草原、季節を感じる風なども目の前で感じることができます。

海外だろうと、おしゃれなバーだろうと、演出することができるというわけです。


「でも、なんだか難しそう…」「どうやって香りを選べばいいのかわからない」という人も大丈夫です。


お酒に合わせる香りを選ぶコツや、おすすめのアロマオイル(精油)をご紹介しますね。


自然から作られた、飲み物と香り。

同時に楽しんで、特別な時間を作りましょう。

お酒×アロマの楽しみ方

出典:unsplash


お酒に合わせるアロマを選ぶ方法と、ちょっとしたコツを解説していきます。

香り選びの流れ

  1. お酒を選ぶ(白ワイン、赤ワイン、スパークリング、ビール、日本酒、梅酒、果実酒、焼酎、ウイスキー、ブランデー)

  2. そのお酒に合った香りを選ぶ

  3. お酒を置く場所の近くに、ディフューザーやアロマストーンを置いて香りを楽しむ

それぞれ説明していきます。


まずお酒から選び、そこに邪魔しない香りを加えていくことで完成します。主役はお酒。そして自分です。

次に、今日のお酒に合った香りを選びます。ここは少し時間をかけることがポイント。合わないと少し気分が「??」となるため、しっくりくるものを選びましょう。

ラベルで決めず、実際に香ってチェックすることが必須です

次は、実際に香らせる段階です。アルコールが入ることで嗅覚は多少鈍くなるため、部屋全体に香らせるというよりは、近くで香らせましょう。量はいつも通りです。

出典:pexels



アロマオイルの詳しい使い方はこちらの記事を参考にしてください。

参考:【プロおすすめ】アロマオイルの使い方9選【簡単で今すぐできる】

香りの選び方のコツ

  • お酒を邪魔しない香りを選ぶ
  • その日ごとに好みは変わるため、毎回必ず香りを実際にチェックして決める
  • 選んだあとも、合わなかったらすぐその香りは変える

お酒×アロマの注意点

  • 絶対にアロマオイル(精油・エッセンシャルオイル)は引用しないこと
  • おつまみの小皿と間違えないために、アロマオイルを小皿に垂らさず専用のアロマグッズを使う
  • お酒がまわってきて香りを感じにくいからと、量を倍にしたり増やすことは危険

お酒に合うおすすめアロマオイル

お酒に合うアロマ

お酒は、味も違えば香りも違うもの。そこに、多種多様な香りを合わせていくのは難しいものです。

今回は、お酒を邪魔しない、でもさらに最高のものにするためのおすすめの香りを選びました。

是非参考にしてみてください。

ワインは白と赤で香りを変える

ワインに合う精油
出典:unsplash

お酒の中でも、ぶどうの香りを存分に楽しめるワイン。

赤ワインには、ローズネロリといったフローラルの香りが合います。華やかさが加わり、ぶどうも引き立ってきます。

白ワインには樹脂系や柑橘類などがさっぱりときまります。辛口にはサイプレスの香りがキリッとして、とても合います。

青みや辛みを特異とするのはプラナロムの精油です。プロも使うブランドで、日本に輸入後も再度成分調査が行われるため信頼できます。



【ワイン白】
グレープフルーツ
クラリセージ

【ワイン赤】
ローズ
ネロリ

【ワイン辛口】
フランキンセンス
サイプレス



スパークリングには同じ生産国のハーブを

出典:unsplash

スパークリングは特別なお酒。発砲自体にピリ辛さの香りが加わるため、アロマもそこに合わせていきます。

間違いないのは王道のオレンジ・スイート。嫌われない香りNo.1でもあるため、来客時にもおもてなしとして新しいワインの楽しみ方を提供することができます。

華やかさを加えるならラベンダーがとても合います。ワインの主な生産国はイタリアとフランスですが、ラベンダーも主にこの二か国で生産されます。

気候や湿度、温度が同じことから、育つ植物たちの組み合わせも抜群です。ラベンダーはみずみずしさよりは少し重みがある香りのため、ワインよりスパークリングといった華やかさにマッチします。

オレンジ・スイート
ベルガモット
ラベンダー
レモングラス
イランイラン


ビールはおつまみを邪魔しない香りを

出典:pexels

自宅でのお酒消費率が一番高いのは、ビール。実はビールに合うアロマが一番難しいです。なぜなら、ビールはおつまみや食事と一緒に出されることが多いお酒。おつまみの幅もあるため、今度は「おつまみを邪魔しない香り」まで考える必要があります。

柚子ヒノキは、生活に馴染んだ香りでおすすめです。温泉旅館でゆっくりとビールを飲む時間を再現することができます。


ビールを合わせる場合は、邪魔しやすいため、テーブルに香りは置かずに、少し離れた場所からふんわり香る程度にしましょう。

柚子
メリッサ
シダーウッド
ヒノキ
いよかん
クローブ



日本酒は特別な秋の香りを

日本酒と香り
出典:unsplash


甘みのある日本酒には、ローズカモミールといったフローラルを合わせることで、さらに日本酒が引き立ちます。

一番相性が良いのはキンモクセイabs.
秋のひんやりとした空と、落ち着いた時間を演出することができます。

キンモクセイabs.の精油はとても高価で、有名なアロマショップ生活の木で購入しても1mlで約5,000円します。
香り高さで有名なドイツのプリマヴェーラからは、5%に希釈された10mlの精油が販売されています。本物の香りを求めるプロが使っているハイブランドで、是非キンモクセイの香りを手頃な価格で楽しんでみてください。





甘みにすっきり感を合わせたい場合はペパーミントヒノキなどをブレンドしてみるとおしゃれに香ることができます。

カモミールジャーマン
カモミール・ローマン
ペパーミント
ローズ
パチュリ
キンモクセイabs.




梅酒・果実酒は少し遊び心を

梅酒と香り
出典:pixabay


果実の甘みとかわいらしさには、ティートリーユーカリなどの爽快缶や、ブラックペッパーのスパイスさなど、遊び心を足して楽しむことができます。

ジャスミンを合わせると、南国で強い日差しを感じながら楽しむ海辺を演出することができます。

ジャスミンは高価なフローラルのアロマオイルですが、インセントであれば比較的安く試すことができます。インセントはコスパを考えながらも香りが良い数少ないブランドでおすすめです。


参考:【アロマお買い物口コミ】インセントのアロマオイルの評判と品質


ティートリー
ユーカリ
ジャスミン
ゼラニウム
ブラックペッパー
ホーリーフ




チューハイ・ハイボールはついつい飲んでしまう香りを

梅酒に合うアロマ
出典:unsplash


チューハイやハイボールには、とにかく元気がでるようなシトラス系が合います。マンダリンの中でも熟したレッドより、爽やかなグリーン。そしてライムなどの新鮮で酸味のある柑橘がとてもマッチします。飲み過ぎてしまうので注意してください。

少しおしゃれに演出すると、プチグレンスイートマジョラムなど青みのはいった香りを合わせると、大人な落ち着いた香りとなります。

スイートマジョラム
マンダリン・グリーン
ライム
プチグレン




焼酎はウッディでさらに渋みを

焼酎に合う香り
出典:pixabay

ウッディを楽しむためといっても過言ではない、渋さがある焼酎。ヒノキが一番合うお酒です。

ベチバーレモングラスと合わせると深みのあるスッキリ感へ。ちょっと冒険するならバイオレットリーフジンジャーを。

とにかく落ち着きたい夜には、サンダルウッドクローブを合わせることで、自分と向き合うための時間を作ることができます。

インセントの精油はヒノキを地域別に楽しむことができます。同じブランド内で地域別の香りが試せることは珍しく、インセントならではです。ここの地域はこんな香り!と言えたらもう上級者です。


バイオレットリーフ
ヒノキ
ヒバ
サンダルウッド
ベチバー
ジンジャー
クローブ
レモングラス



ウイスキー・ブランデーは甘みで香水の香りへ

出典:unsplash

かっこよく、香りも格段と良くなるウイスキーとブランデーには、意外とローズマリーなどのハーブが合います。さらに重みを加えるためにローズサンダルウッドも合うお酒。

少し香水やお菓子らしくまとめたい場合はベンソインバニラトンカビーンズなどでこっくりと仕上げると、高級感あふれる丸みのおびた香りとなります。


レモン
ローズマリー
ローズ
サンダルウッド
ミルラ
バニラabs. 

 

お酒とアロマで特別な時間を

出典:unsplash


お酒とアロマという、新しい香りの楽しみ方をご紹介しました。

外食では味わうことのできない、自分だけの空間で自分だけの香りの演出をすることができます。

大好きな香りを合わせれば、極上の時間へ。
いつも使わない香りを合わせれば、お酒とのレイヤードによって新しい香りを作り出すことも。

特別な時間を、さらに特別にして、たっぷりと自分の時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。