
ストレスとアロマの本音
こんにちは。坂上ひろみです。今回はアロマエッセイ第二回となります。
アロマの情報を本音で伝えたくて、サイトの運営をしているこのAroma in Tokyo.
記事を作り上げていく中で、実際にアロマに関してどう考え、どう使っているのか、どう思っているのかを残していきたくてアロマエッセイを始めました。
アロマのこと以外のプライベートな生活も綴っています。普段の記事は「情報」としてお伝えしていますが、このエッセイは完全に「暮らし」そのものに焦点を当てています。
前回のアロマエッセイはこちら。
夫と、息子と、時々わたし。
深いストレス時にアロマは使わない現実

緊急事態宣言3回目に入った。
コロナ時代のアロマテラピーは、得体のしれないウイルスに関する不安とストレスに対して最初の緊急事態宣言の頃、とても注目された。そこからすぐに収束することなくまだ続いている今、アロマテラピーはより注目されている。
ストレスとアロマ。
私のアロマとの出会いも、「ストレス」に深く接した時だった。
そこから数年、アロマと関わってきた私が本音で話すと、ストレスが強すぎる時はアロマに手を伸ばせるほどの余裕はない(笑)アロマの知識があり、作用も理解し、プロとなった今でも尚、深いストレスの期間はアロマの存在すら忘れる。それが本音だ。
個人的には、アロマに手を出せるときは、まだ余裕がある。
自分で冷静に、精神的にも体調的にも改善させなければならないと改善へ向けて行動できている時だらだ。
もちろん、その時のアロマは強力に威力を発揮する。何度も助けられてきた。
でも不快ストレスの後は、しばらく経ってから「あ、そうだった私アロマ使ってないじゃん」となる。これだけ身近にある私ですらこうなるのだから、あまりアロマに関わらない人は継続して使い続けるのは難しいのかもしれない。
でも、それでもいいと思っている。
アロマは絶対じゃない。アロマは薬でもない。絶対的に頼る存在にはならなくていい。でも少し落ち着いたときに、そして余裕がある時にこそ使えるアイテム。
もちろん私よりも数倍真面目で、深いストレス時にもきちんと使いこなすプロや使用者はたくさんいるだろう。でも、それは私にはできない。
ストレスがかかるこの時代とアロマ

ウイルスが落ち着く目安が見えない今、アロマを使ってストレスケアをしていくことはとても大切だと思う。外出ができない時には、なかなか香りを試しにくい。そんな時には、比較的安くて、それでも品質は高い精油を選ぶことが大切だ。インセントはとても手頃な値段で、しっかりとして香りだ。数種類このブランドから選んでみて次々と試していくといい。
飲み会が減り、人と会う機会が減り、それによってストレスはたまったが、お金は浮いているはずだ。そのお金で自分を満たすアイテムにお金をかけてみるのも面白い。アロマ以外でも、だ。
ストレスにおすすめアロマはこれ。
参考:ストレス解消におすすめのアロマ!【ストレスケアで自分らしく】
人生最大のストレス時

私が最もストレスを感じたのは、妊娠中に罹った病気との生活、そして産後の育児時。幸せに感じるであろうこの時に最もストレスを感じていた。制限ばかり、身体も辛い状態で、アロマに手が出せるわけもなかった。初めての妊娠、出産で過剰に敏感になり不安にもなり、アロマをどこまで使っていいのかわからず一切使うことを辞めていた。アロマでのストレス解消法を失い、妊娠中や授乳中はアルコールも飲めない、病気によって外食も不可能、遠出すると疲労で数値が悪化するという最悪な状態。思い出すだけでストレスなくらい(笑)
そんな中、アロマをやっと使えたのは産後数か月たってから。息子が寝たあと、トイレや玄関から始め、別の部屋で楽しむようになった。
アロマを使えるようになった時、長いストレスが終わったと感じた。
好みも産前とは変わり、冷えが気になっていた妊娠前は冷却作用をもつ精油が苦手だったが、今では気持ちよく使うことができている。体質が変われば好みも変わることを実感した。
ストレス時にも使いやすいアロマを考える

「絶望するほどのストレス時に、アロマで救うことができたら」という願いはとても強い。どうやったら手を伸ばせるだろうといつも考えている。習慣にしていても、打ちのめされるときは何もできない。横になっていても辛くて涙が溢れる時、起きても現実に悲しむ朝、そんな時こそただフタを開けて呼吸をするだけの行動をどう起こしていけるのか。
ベッドサイドに常備しておく、スキンケアの流れのひとつに普段からしておく、ストレスがかかったら精油を買っていいシステムを自分で作っておく、普段から瞑想を習慣化しておき一緒にアロマも使う等色々と考えている。
自分のストレスをわかってあげられるのも、ケアしてあげるのも自分しかいない。自分は自分で大切に扱ってあげないとならない。いつも人に優しくする人は、今の状況がもし大切な人だったとしたらと想像して、自分を労わってあげてほしい。温かいお茶を用意する、好きな音楽をかけてあげる、好きな映画を観る、ゆっくりとお風呂で温まる、好きなアロマを用意する。そう、アロマは大切にするケアだからこそ、人にやってあげるように自分に与えてあげてほしい。